全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年12月14日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・トルコW部の寒冷渦:寒気南下
・日本の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ、アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下
・チリS部、アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・アルジェリアN部~ドイツのリッジ、暖気北上
・トルコW部の寒冷渦:リビア、エジプトで寒気南下
・アフガニスタンの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が30Nまで
・タイミル半島の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下
・日本の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が30Nまで
・中国SE部、ベトナムN部で寒気南下
・北極海の高気圧:E側で昇温
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-32℃以下
・カナダ、アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40Nまで
・アメリカ85Wの寒気トラフ:メキシコで寒気南下、850hPa・4℃線が25N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特に太平洋165Wのトラフの流れで蛇行大。
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、南アフリカでは昇温
・オーストラリアのSの135Eの寒気トラフ:寒気東進、オーストラリアSW部で降温、同中部では昇温
・タスマン海の高気圧:昇温
・太平洋165Wの寒気トラフ:寒気北上
・チリS部、アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・大西洋45Wの寒気トラフ:アルゼンチンN部~ブラジルS部で降温
・ブラジル中部で昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア135E56N、同145E63N、カナダ90W67N付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(14日00UTC) 24℃:カメルーン~スーダン、ナミビアとその周辺、メキシコ
・高極(14日12UTC) 28℃:アンゴラ~南アフリカ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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