全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年5月31日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ノルウェーS部の高気圧:停滞、昇温
・イラン~カザフスタン70Eのリッジ:昇温
・エルズミーア島のSWの寒冷渦:寒気南下
・アメリカW岸~カナダW部のリッジ:昇温
・南極半島のWの高気圧:昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45N
・アルジェリア~スペインのリッジ:暖気持続
・ノルウェーS部の高気圧:停滞、昇温、850hPa・12℃以上
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は80Nの少しS
・バレンツ海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が75N
・ニジェール~スーダンで昇温
・イラン~カザフスタン70Eのリッジ:昇温、850hPa・20℃線は50N
・シベリア90Eのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は65N
・同110Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が45Nまで
・太平洋160Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
・エルズミーア島のSWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線がアラスカN岸まで
・アメリカW岸~カナダW部のリッジ:昇温、アメリカSW部で850hPa・20℃以上の領域が拡大
・ラブラドル海のリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は60Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極半島のWの高気圧:E側で昇温、850hPa・-12℃以上の領域が拡大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進
・南アフリカE部~モザンビークで降温
・オーストラリアS岸の寒冷渦:寒気東進
・同E岸のリッジ:昇温
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45S以北まで
・アルゼンチン40S以北で昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:バレンツ海50E75N付近、ボーフォート海の広範囲
・南半球低極 -44℃:南極点周辺の広範囲
・高極(31日00UTC) 32℃:メキシコ
・高極(31日12UTC) 32℃:スーダンE部・エチオピアN部~アフガニスタン・パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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