全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年8月10日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・チュニジアの高気圧:暖気北上
・シベリア130Eの高気圧:暖気持続
・ボーフォート海の寒冷渦:寒気強化、南下
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋30Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40N近くまで
・チュニジアの高気圧:暖気北上、850hPa・28℃線が40N以北まで
・中国85Eの寒気トラフ:寒気東進
・シベリア130Eの高気圧:850hPa・16℃以上の暖気持続
・太平洋180Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Nの少しN
・ボーフォート海の寒冷渦:寒気強化しつつ南下、850hPa・-8℃以下
・カナダW岸のリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は55N
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気東進
・バッフィン島の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は55Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸130Eの寒冷渦:周辺で降温、850hPa・-48℃以下
・大西洋05Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・インド洋55Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S、アフリカ大陸SE部(南アフリカE部、ジンバブエ、モザンビークS部)では降温
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30S、オーストラリアNW部~SE部では昇温
・ニュージーランドのNの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S(ニューカレドニア、トンガ)まで
・太平洋125Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN、パラグアイ、ウルグアイで降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:ボーフォート海の寒冷渦周辺
・南半球低極 -48℃:南極大陸125E77S付近
・高極(10日00UTC) 32℃:サウジアラビア、イラン、アメリカ100~110W付近
・高極(10日12UTC) 32℃:アラビア半島~アフガニスタン・パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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