全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年8月26日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北極海の寒冷渦:寒気強化
・シベリア120Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ100Wのリッジ:暖気東進
・南大西洋05Eの寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチンS部の寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・北極海の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-12℃以下の領域拡大
・イギリスの高気圧:850hPa・12℃以上の暖気持続
・ノルウェーのWのリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は80N
・シベリア120Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が60Nまで
・日本のSの高気圧:850hPa・20℃以上の暖気持続
・ベーリング海峡の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が65N近くまで
・カナダ100Wのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は65N
・同80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸100Eのリッジ:暖気南下
・大西洋05Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S以北まで
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・同中部~E部で暖気南下
・太平洋170Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S以北(トンガ)まで
・アルゼンチンS部の寒冷渦:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:北極海の寒冷渦周辺
・南半球低極 -40℃:南極点周辺の広範囲
・高極(26日00UTC) 32℃:サウジアラビアN部~イラン、アメリカ100~105W付近
・高極(26日12UTC) 32℃:アラビア半島~アフガニスタン・パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/