全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年9月30日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スヴァールバル諸島のリッジ:ブロッキング、暖気持続
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気東進
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気東進
・バッフィン島のリッジ:暖気北上
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にスヴァールバル諸島のリッジ、バッフィン島のリッジの流れで蛇行大
・アイスランドのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は55Nの少しS
・スヴァールバル諸島のリッジ:ブロッキング、暖気持続、850hPa・0℃線は80Nの少しS
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45Nの少しS
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は45Nの少しS
・ベーリング海170Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が50N近くまで
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40N以南まで
・バッフィン島のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が70N近くまで
・アメリカNE端の寒冷渦:寒気持続、850hPa・4℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25Sまで
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・アルゼンチン30S以北、パラグアイで昇温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極海165E76N、グリーンランド30W76N付近
・南半球低極 -44℃:南極大陸100E80S~150E76S付近
・高極(30日00UTC) 28℃:ボツワナNW部とその周辺、イラン、メキシコN部
・高極(30日12UTC) 28℃:ナミビア~ザンビア、アラビア半島~アフガニスタン・パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/