全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年11月15日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシアS部の寒気トラフ:寒気南下
・オホーツク海の寒冷渦:寒気東進
・ボーフォート海の寒冷渦:寒気強化、南下
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ロシアNW部のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は70Nの少しS
・同S部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・カザフスタン80Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は45N
・オホーツク海の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・ボーフォート海の寒冷渦:寒気強化、南下、850hPa・-20℃以下の領域が拡大、‐20℃線南縁は65N。
・エルズミーア島の寒冷渦:850hPa・-24℃以下の寒気
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・ナミビア~南アフリカで昇温
・オーストラリアのSEの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで、アルゼンチン40S以北では昇温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:エルズミーア島、グリーンランドN部
・南半球低極 -28℃:南極点周辺
・高極(15日00UTC) 28℃:ナミビア、ボツワナ
・高極(15日12UTC) 32℃:ナミビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/