全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年12月18日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気南下
・インドN部の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下
・グリーンランドのリッジ:暖気北上
・南インド洋60Eの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にイギリスの高気圧を周る流れで蛇行大
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40N以南まで
・インドN部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が20N近くまで
・太平洋155Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は35N
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40N以南まで
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-12℃線が75Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に大西洋20Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S、アフリカ大陸SE部(南アフリカ~ザンビア)で降温
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・太平洋170Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・同120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は50S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア105E63N、135E65N、135E58N付近
・南半球低極 -12℃:南極大陸の広範囲
・高極(18日00UTC) 28℃:オーストラリア中央部
・高極(18日12UTC) 32℃:オーストラリア中央部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/