全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年2月6日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン55E~トルクメニスタンの寒気トラフ:寒気東進
・中国100Eの寒気トラフ:寒気東進
・アラスカの寒気トラフ:寒気南下
・北大西洋50Wの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イギリスの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は50Nの少しN
・カザフスタン55E~トルクメニスタンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Nの少しS
・カラ海のリッジ:暖気北上、850hPa・-12℃線が80N近くまで
・中国100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は20N
・太平洋160Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は30N
・アラスカの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が65Nまで
・カナダ120Wのリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は55Nの少しN
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45N以南まで
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-12℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にウェッデル海のリッジの流れで蛇行大
・南極大陸90Eの高気圧:中心部~NE側で昇温、中心は850hPa・-12℃以上
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25S、オーストラリアSW部で降温
・太平洋170Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45S
・同110Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45S近くまで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が25Sまで、アルゼンチンN部、ウルグアイ、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:バッフィン島S部
・南半球低極 -20℃:南極大陸の広範囲
・高極(6日00UTC) 24℃:ナミビアS部、南アフリカW部、ケニアNW部、オーストラリアW部
・高極(6日12UTC) 28℃:エチオピア、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です