全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年2月21日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ポーランド~イタリアの寒気トラフ:寒気南下
・バングラデシュの寒気トラフ:寒気東進
・中国120Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ75Wの寒冷渦:強い寒気南下
・オーストラリアのSEの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアラスカのリッジの流れで蛇行大
・グリーンランドNE部の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-32℃以下
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・ポーランド~イタリアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45N以南まで
・パキスタンのリッジ:昇温、850hPa・24℃以上
・バングラデシュの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は25Nの少しS
・中国120Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が40N近くまで
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が65Nまで
・アメリカ120Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
・カナダ75Wの寒冷渦:強い寒気南下、850hPa・-28℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋120Wの寒気トラフの流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が45Sまで
・オーストラリアのSEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S、オーストラリアSE部で降温
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・アルゼンチンで寒気北上:850hPa・12℃線が30S近くまで、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイで降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:カナダ75W57N付近
・南半球低極 -28℃:南極大陸120E87S~150E71S付近
・高極(21日00UTC) 24℃:マリSW部とその周辺、ナミビア、ボツワナ、オーストラリアW部、メキシコ
・高極(21日12UTC) 28℃:ボツワナ、エチオピア、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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