全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年3月28日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシア50E~カスピ海の寒気トラフ:寒気南下
・インドでの昇温
・カムチャツカ半島の寒冷渦:寒気東進
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気南下
・南極大陸80Wの高気圧:暖気南下

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にロシアNW部の寒冷渦を周る流れで蛇行大
・アルジェリアのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が40Nまで
・ロシア50E~カスピ海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が45N近くまで
・インドで昇温:850hPa・24℃以上の領域拡大
・カムチャツカ半島の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は35N
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30N
・アメリカ105Wのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は50Nの少しS
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-16℃線が40Nまで
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が75N以北まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南アフリカのSWの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・南極大陸80Wの高気圧:W側で暖気南下、850hPa・-16℃線が85S以南まで
・南アフリカのSWの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
・太平洋85Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:シベリア115E76N、カナダ90W76N、同75W47N付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸110E72S付近
・高極(28日00UTC) 28℃:メキシコ
・高極(28日12UTC) 28℃:エチオピア、エリトリア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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