全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年4月14日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリス~アイスランドのリッジ:暖気北上
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・東シベリア海のリッジ:暖気北上
・アメリカ95Wの寒冷渦:寒気東進
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア85Eのリッジの流れで蛇行大
・イギリス~アイスランドのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70N近くまで
・アルジェリアN部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・12℃線が30N以南まで
・シベリア85E~カラ海のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70Nまで
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・東シベリア海のリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が75N近くまで
・カナダ95Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が70Nまで
・アメリカ95Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・アメリカNE部のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が50N以北まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45S以北まで
・太平洋105Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・16℃線が15S近くまで、ボリビア、パラグアイ、ブラジルS部で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:カナダ95W73N付近
・南半球低極 -44℃:南極大陸125E80S付近
・高極(14日00UTC) 28℃:マリ~ニジェール、サウジアラビア、メキシコ
・高極(14日12UTC) 28℃:リビア~インド
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/