全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年4月19日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スウェーデンの高気圧:暖気持続
・エジプトの寒気トラフ:寒気東進
・バッフィン島N部の寒冷渦:寒気強化
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・南大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にバッフィン島N部の寒冷渦を周る流れで蛇行大
・イベリア半島の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Nの少しN
・スウェーデンの高気圧:停滞、850hPa・4℃以上の暖気持続
・エジプトの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30N
・バイカル湖(シベリア110E)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が50Nまで
・太平洋150E(日本のE)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35Nまで
・アラスカの高気圧:暖気強化、850hPa・-4℃以上の領域拡大
・バッフィン島N部の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-28℃以下
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が35Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・同80Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:エルズミーア島のNW、バッフィン島N部
・南半球低極 -44℃:南極大陸110E74S、145E77S付近
・高極(19日00UTC) 32℃:メキシコ
・高極(19日12UTC) 28℃:スーダン~アラビア半島、インド
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/