全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年5月22日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランスのリッジ:暖気北上
・イランのリッジ:暖気北上
・エルズミーア島のSの寒冷渦:寒気南下
・アメリカのEのリッジ:暖気東進
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:ブロッキング
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・フランスのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が45N以北まで
・エジプトのNの寒冷渦:寒気東進
・イランのリッジ:暖気北上、イラク、イランNW部、トルコE部で昇温
・チュコート海のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が80Nまで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しN
・エルズミーア島のSの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が70Nまで
・バッフィン島S部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-8℃線は55N
・アメリカのEのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は45Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋160W~大西洋10Wの流れで蛇行大
・南アフリカE部の寒冷渦:寒気東進、ジンバブエ、モザンビークS部で降温
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・太平洋80Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:エルズミーア島のSの寒冷渦中心付近
・南半球低極 -44℃:南極点周辺、南極大陸55E79S、100E81S付近
・高極(22日00UTC) 32℃:メキシコ
・高極(22日12UTC) 32℃:アラビア半島~パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/