全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年6月3日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バレンツ海のリッジ:暖気北上
・イランE部~インドでの昇温
・シベリア140Eの高気圧:昇温
・アメリカ110Wのリッジ:暖気北上
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にバレンツ海のリッジの流れで蛇行大
・アイスランドのNWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は65N
・イタリアのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が50N近くまで
・バレンツ海のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が85Nまで
・イランE部~インドで昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・シベリア140Eの高気圧:昇温、850hPa・12℃以上
・ボーフォート海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が70Nまで
・アメリカ110Wのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が40N以北まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S、ブラジルS部で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極海140E86N付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸60W86S~130E81S付近
・高極(3日00UTC) 32℃:アメリカS部、メキシコN部
・高極(3日12UTC) 32℃:サウジアラビアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/