全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年6月6日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イランのリッジ:昇温
・シベリア130Eの高気圧:暖気持続
・日本海の寒冷渦:寒気南下
・アメリカ・メキシコ100W付近での昇温
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ノルウェーのNWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は65Nの少しN
・イランのリッジ:昇温、イラン、アフガニスタンで850hPa・28℃以上の領域拡大
・シベリア130Eの高気圧:850hPa・16℃以上の暖気持続
・日本海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が35N近くまで
・アメリカ・メキシコ100W付近で昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にインド洋60E~太平洋170Wの流れで蛇行大
・南極半島付近で暖気南下:850hPa・-4℃線が70Sまで
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:タイミル半島のN、グリーンランド中央部
・南半球低極 -40℃:南極大陸15E85S、110E86S付近
・高極(6日00UTC) 32℃:アメリカS部、メキシコN部
・高極(6日12UTC) 32℃:サウジアラビア~パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/