全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年6月14日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペイン~フランスのリッジ:暖気北上
・中国NW部~モンゴルS部での昇温
・カナダ90Wのリッジ:暖気北上
・南極大陸80Eの高気圧:暖気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・スペイン~フランスのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が45Nまで
・ウクライナの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は50N
・イランE部~アフガニスタンで昇温:850hPa・36℃以上
・中国NW部~モンゴルS部で昇温:850hPa・32℃以上の領域拡大
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Nの少しN
・カナダ90Wのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が55N以北まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸80Eの高気圧:暖気南下、南極点周辺で昇温
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S以北まで、南アフリカW部、ナミビアS部で降温
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・ニュージーランドのSの寒冷渦:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
・太平洋80Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:グリーンランドNW部
・南半球低極 -40℃:南極大陸115E73S付近
・高極(14日00UTC) 36℃:アメリカ100~105W付近
・高極(14日12UTC) 36℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/