全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年6月18日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランス~ポーランドのリッジ:暖気東進
・モンゴルのリッジ:暖気東進
・カナダ100Wのリッジ:暖気北上
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にアメリカSW部(120W)~グリーンランドS部(40W)付近の流れで蛇行大
・アイスランドのWのリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が65Nまで
・ポルトガルのWの寒冷渦:寒気東進
・イギリスのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は50N
・フランス~ポーランドのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は50N
・アラビア半島、イラクで昇温:850hPa・32℃以上の領域拡大
・モンゴルのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は50N
・アメリカ120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35N
・カナダ100Wのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が55Nまで
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで、同-4℃線が55N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアSW部(120E)付近~大西洋45W(アルゼンチンのE)の流れで蛇行大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25S近くまで
・インド洋55Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・太平洋145Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジルS部で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の広範囲、グリーンランドN部
・南半球低極 -40℃:南極点付近
・高極(18日00UTC) 32℃:アラビア半島E部~イラン、アメリカW部、メキシコN部
・高極(18日12UTC) 36℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/