全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月2日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアのリッジ:暖気北上
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上
・カナダW部の高気圧:昇温
・アメリカ110Wのリッジ:暖気北上
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にスヴァールバル諸島のリッジの流れで蛇行大
・イタリアのリッジ:W側で暖気北上、850hPa・20℃線が45N近くまで、イベリア半島で昇温
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が75N近くまで
・ロシアS部(45E)の寒冷渦:寒気南下、850hPa・12℃線が45Nまで
・シベリア130Eのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が70N近くまで
・日本N部のリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が45N近くまで
・カナダW部の高気圧:昇温、850hPa・16℃以上
・アメリカ110Wのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が50Nまで
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・太平洋165Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・アルゼンチンのE(大西洋55W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦周辺
・南半球低極 -48℃:南極大陸05E83S付近
・高極(2日00UTC) 36℃:アフガニスタンS部
・高極(2日12UTC) 36℃:イラン~パキスタンW部、中国80E付近
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/