全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月9日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのリッジ:暖気北上
・オホーツク海の高気圧:昇温
・カナダ100Wのリッジ:暖気東進
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリアのWの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・アイスランドのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が65Nまで
・ポルトガルのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が45Nまで
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・20℃線が30N(リビアN岸)まで
・オホーツク海の高気圧:昇温、850hPa・20℃以上の領域拡大
・カナダ100Wのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は55N
・同65Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が45N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が20Sまで
・オーストラリアのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25Sの少しN
・オーストラリアE部の寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は25Sの少しN
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45S以北まで
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・同80Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・アルゼンチン40S以北で昇温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦周辺
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E74S付近
・高極(9日00UTC) 32℃:イラン、アフガニスタン、アメリカW部
・高極(9日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/