全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月14日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペインの高気圧:昇温
・北海の寒気トラフ:寒気東進
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気南下
・バッフィン島のリッジ:暖気東進
・チリのWの寒冷渦:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にバッフィン島~グリーンランドN部のリッジの流れで蛇行大
・スペインの高気圧:昇温、850hPa・28℃以上
・北海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は55Nの少しS
・バレンツ海のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が75N近くまで
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が50N近くまで
・太平洋140Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
・バッフィン島のリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は80N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋95Wのリッジの流れで蛇行大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで、南アフリカS部で降温
・オーストラリアのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が15S近くまで
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・同80W(チリのW)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は20S、チリN部で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦周辺
・南半球低極 -48℃:南極大陸00W85S、150E76S付近
・高極(14日00UTC) 32℃:イランW部、アメリカW部、メキシコN部
・高極(14日12UTC) 36℃:イランW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/