全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月15日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上
・シベリア140Eのリッジ:暖気北上
・カナダ110Wのリッジ:昇温
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進
・チリのWの寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・スペインのリッジ:暖気持続、850hPa・24℃線は45N
・スウェーデンの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は50Nの少しN
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が80Nまで
・ウラジオストク付近の寒冷渦:寒気南下、850hPa・16℃線が40N以南まで
・シベリア140Eのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が70Nまで
・カナダ110Wのリッジ:昇温、850hPa・16℃線は55N
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に南極大陸90Eのリッジの流れ、ウェッデル海のリッジの流れで蛇行大
・南極大陸90Eのリッジ:暖気南下、850hPa・-28℃線が80S以南まで
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線は35S
・インド洋55Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN、同8℃線は20S(ニューカレドニア)
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が15S近く(タヒチ島)まで
・同80W(チリのW)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が30S以北まで、アルゼンチン40S以北で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦周辺
・南半球低極 -44℃:南極大陸の広範囲
・高極(15日00UTC) 32℃:サウジアラビア、イランW部、アメリカW部、メキシコN部
・高極(15日12UTC) 32℃:アラビア半島、トルコE部~アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/