全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月18日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランス~イギリスのリッジ:暖気北上
・モンゴルE部のリッジ:暖気北上
・アメリカ100Wのリッジ:暖気東進
・オーストラリアのEの寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・フランス~イギリスのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が55Nまで
・黒海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が40N近くまで
・北極海のリッジ:広範囲に850hPa・8℃以上の暖気
・ロシア55Eのリッジ:暖気北上、850hPa・24℃線が50Nまで
・モンゴルE部のリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が55N近くまで
・ベーリング海峡の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が60N近くまで
・アメリカ100Wのリッジ:暖気東進、850hPa・24℃線は50Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にウェッデル海のNのリッジの流れで蛇行大
・大西洋00Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25S以北まで、南アフリカS部で降温
・インド洋85Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25Sまで
・オーストラリアのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・太平洋145Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・アルゼンチンのE(55W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:ラプテフ海のN、東シベリア海
・南半球低極 -44℃:南極大陸の広範囲
・高極(18日00UTC) 36℃:アメリカ110W付近
・高極(18日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/