全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月20日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツ~北欧のリッジ:暖気東進
・カザフスタン70Eのリッジ:暖気東進
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下
・オーストラリアのWの寒気トラフ:寒気東進
・チリのSWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・ドイツ~北欧のリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は60Nの少しS
・カザフスタン70Eのリッジ:暖気東進、850hPa・24℃線は50N
・中国90Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・16℃線が40N以南まで
・東シナ海で昇温:850hPa・24℃以上の領域出現
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・20℃線が40N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋100W~インド洋40Eの流れで蛇行大
・ウェッデル海のNEのリッジ:暖気南下、850hPa・-8℃線が75Sまで
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、ナミビアS部、南アフリカS部で降温
・オーストラリアのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30S
・オーストラリア140Eの寒冷渦:850hPa・0℃以下の寒気持続
・ニュージーランドの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃以下
・チリのSW(太平洋80W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:シベリア東端部(180W)
・南半球低極 -44℃:南極大陸150E71S付近
・高極(20日00UTC) 36℃:アメリカ100~110W付近
・高極(20日12UTC) 36℃:サウジアラビア、イラン、アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/