全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月24日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランス~ドイツのリッジ:暖気北上
・中国SE部での昇温
・シベリア125Eの高気圧:暖気持続
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア125Eの高気圧を周る流れで蛇行大
・イギリスのWの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が50Nまで
・フランス~ドイツのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が50Nまで
・中国SE部で昇温:850hPa・24℃以上の領域拡大
・シベリア125Eの高気圧:ブロッキング、850hPa・20℃以上の暖気持続
・ベーリング海175Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が50N近くまで
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのS(130E)~太平洋90Wの流れで蛇行大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S、南アフリカE部で降温
・オーストラリアのS(130E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・太平洋155Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S近くまで
・同95Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 0℃:北極海とその周辺の広範囲
・南半球低極 -44℃:南極大陸10E84S、30E81S付近
・高極(24日00UTC) 32℃:サウジアラビア~アフガニスタンSW部、中国75~90E付近、アメリカSW部
・高極(24日12UTC) 36℃:サウジアラビア~アフガニスタンSW部、中国75~90E付近
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/