全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月31日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気南下
・バレンツ海のリッジ:暖気北上
・シベリア140Eのリッジ:暖気東進
・南極大陸100Eのリッジ:暖気南下
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が45Nまで
・バレンツ海のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が75N以北まで
・シベリア140Eのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は70Nの少しN
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が55N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸100Eのリッジの流れで蛇行大
・南極大陸100Eのリッジ:W側で暖気南下、850hPa・-12℃線が75Sまで
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・ナミビアのWの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が20Sまで
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45S以北まで
・ニュージーランドのNの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S近く(ニューカレドニア)まで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:グリーンランド
・南半球低極 -40℃:南極大陸10E85S、100E87S付近
・高極(31日00UTC) 32℃:アメリカW部
・高極(31日12UTC) 32℃:サウジアラビア~アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/