全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年8月10日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧での暖気北上
・タイミル半島(90E)の寒気トラフ:寒気東進
・カナダNW部の寒気トラフ:寒気東進
・ウェッデル海のリッジ:暖気南下
・ニュージーランドの寒気トラフ:ブロッキング
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋35Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は50N
・北欧で暖気北上:850hPa・8℃線が70N近くまで
・タイミル半島(90E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は70Nの少しN
・カナダNW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は65N
・同90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にウェッデル海のリッジの流れ、インド洋80Eの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・ウェッデル海~南極点のリッジ:暖気南下、850hPa・-16℃線が80S以南まで
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・ニュージーランドの寒気トラフ:ブロッキング:850hPa・0℃線は40Sの少しN
・太平洋90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S
・ブラジルS部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は20Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:北極海、グリーンランド周辺の広範囲
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E74S付近
・高極(10日00UTC) 36℃:イランSW部
・高極(10日12UTC) 36℃:サウジアラビアS部、イラン、アフガニスタンS部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/