全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年8月11日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・北極海160Eの寒冷渦:寒気強化
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進
・南太平洋95Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・カラ海のリッジ:W側で暖気北上、850hPa・8℃線が70N以北まで
・シベリア100Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が60N近くまで
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・16℃線が40N近くまで
・北極海160Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-8℃以下の領域出現
・カナダ110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は60N
・同80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が45N近くまで
・グリーンランドで降温:850hPa・-4℃以下の領域拡大
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30S
・オーストラリア130Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・フィジーのS(180E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20S(ニューカレドニア)
・太平洋95Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-8℃線が45Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦中心付近
・南半球低極 -44℃:南極大陸00W83S、110E72S付近
・高極(11日00UTC) 32℃:サウジアラビア~イラン、アメリカW部
・高極(11日12UTC) 36℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/