全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年8月25日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧のリッジ:暖気北上
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下
・カナダ120Wのリッジ:昇温
・バッフィン島(75W)の寒冷渦:寒気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・北欧のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が70N以北まで
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が60Nまで
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が45N近くまで
・シベリア165Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・0℃以下の領域出現
・カナダ120Wのリッジ:昇温、850hPa・16℃以上の領域拡大
・バッフィン島(75W)の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸110Wのリッジ:暖気南下、850hPa・-16℃線が85S以南まで
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30S、南アフリカW部で降温
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は35S
・チリ・アルゼンチン30S以北で昇温:850hPa・20℃以上の領域出現
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦周辺
・南半球低極 -44℃:南極大陸140E77S
・高極(25日00UTC) 32℃:モーリタニアN部、アメリカSW部
・高極(25日12UTC) 32℃:サウジアラビア、イランW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/