全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年8月31日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スヴァールバル諸島のWのリッジ:暖気北上
・ロシアW部の寒冷渦:寒気南下
・カナダ110Wのリッジ:昇温
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気南下
・チリのWの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・スヴァールバル諸島のWのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が85N近くまで
・ロシアW部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が60N以南まで
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が45Nまで
・ベーリング海峡の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が60Nまで
・カナダ110Wのリッジ:昇温、850hPa・20℃線は55Nの少しS
・同80Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南アフリカのSのリッジの流れで蛇行大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25S
・マダガスカルのSの寒冷渦:寒気北上、850hPa・12℃線が15S近くまで、モザンビーク、ジンバブエで降温
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・チリのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は20Sの少しS、チリ25S以南で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:エルズミーア島のNW
・南半球低極 -44℃:南極大陸10W83S、145E75S付近
・高極(31日00UTC) 32℃:アメリカSW部
・高極(31日12UTC) 32℃:サウジアラビアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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