全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年9月1日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北極海の寒冷渦:寒気強化
・アイスランドのNWの寒冷渦:寒気南下
・ロシア40Eの寒冷渦:寒気南下
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にスヴァールバル諸島のリッジの流れで蛇行大
・北極海(エルズミーア島のNW)の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-12℃以下
・アイスランドのNWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が55N近くまで
・スヴァールバル諸島のリッジ:ブロッキング、850hPa・4℃線は80N
・ロシア40Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が55Nまで
・カザフスタン65Eのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が55N近くまで
・ベーリング海峡の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が55N以南まで
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45N以南まで
・ラブラドル海のリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は65N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・南極大陸120Eの寒冷渦:降温、850hPa・-52℃以下
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25S
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・アルゼンチンNW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:北極点近く
・南半球低極 -52℃:南極大陸110E73S付近
・高極(1日00UTC) 32℃:アメリカSW部
・高極(1日12UTC) 32℃:サウジアラビアW部、イランW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/