全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年9月2日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのWの寒冷渦:寒気南下
・ロシア45Eの寒冷渦:寒気南下
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上
・オーストラリアE部の寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イギリスのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が55N以南まで
・ロシア45Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
・シベリア70Eのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が60Nまで
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60N近くまで
・同65Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45N
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が75N以北まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN、南アフリカW部で降温
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・オーストラリアE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25S近くまで
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・アルゼンチンのE(55W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25Sまで、アルゼンチン35S以北、パラグアイ、ウルグアイで降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:北極点近く
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E73S付近
・高極(2日00UTC) 32℃:アメリカSW部
・高極(2日12UTC) 32℃:サウジアラビアW部、イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/