全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年9月3日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア105Eの寒冷渦:寒気南下
・カナダ115Wのリッジ:暖気北上
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・南極大陸120Eのリッジ:暖気南下
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が80Nまで
・イギリスのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が45N近くまで
・シベリア80Eのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は60Nの少しS
・同105Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
・カナダ115Wのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が60Nまで
・同80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸120Eのリッジの流れで蛇行大
・南極大陸120Eのリッジ:暖気南下、850hPa・-28℃線が80S近くまで
・大西洋05Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・太平洋115Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・ブラジルのS(50W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで、パラグアイ、ブラジルS部で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:北極海の寒冷渦付近
・南半球低極 -44℃:南極大陸20E85S、100E87S付近
・高極(3日00UTC) 32℃:アメリカSW部
・高極(3日12UTC) 32℃:サウジアラビア~アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/