全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年9月14日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・グリーンランドN岸の寒冷渦:寒気強化
・バルカン半島のリッジ:暖気東進
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・南極大陸100Eのリッジ:暖気南下
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・グリーンランドN岸の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-12℃以下の領域出現
・バルカン半島のリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は50Nの少しS
・太平洋155Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・16℃線が35Nまで
・北極海150Wの高気圧:E側に850hPa・0℃以上の暖気
・カナダ125Wのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が65Nまで
・同80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が50N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に南極大陸100Eのリッジの流れ、太平洋120W~大西洋00Wの流れで蛇行大
・南極大陸100Eのリッジ:暖気南下、850hPa・-28℃線が85S以南まで
・ウェッデル海のリッジ:暖気南下、850hPa・-8℃線が75Sまで
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・インド洋65Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:グリーンランドN岸
・南半球低極 -40℃:南極点~10W83S、南極大陸150E76S付近
・高極(14日00UTC) 28℃:アルジェリアSW部とその周辺、アラビア半島とその周辺、アメリカ中央部
・高極(14日12UTC) 32℃:アラビア半島、イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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