全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年9月17日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアの寒気トラフ:寒気南下
・ラブラドル海の寒冷渦:寒気南下
・グリーンランドのリッジ:暖気北上
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上
・チリのWの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にグリーンランドのリッジの流れで蛇行大
・イタリアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
・シベリア115Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が60Nまで
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が55Nまで
・ラブラドル海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40N近くまで
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70N以北まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで、南アフリカS部で降温
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・チリのW(太平洋80W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は35S、チリ25S以南で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:グリーンランドNE部、北極海の広範囲
・南半球低極 -44℃:南極大陸110E86S付近
・高極(17日00UTC) 28℃:アルジェリア、マリN部、スーダンNE部~イランSE部、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(17日12UTC) 32℃:サウジアラビアW部、イランS部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/