全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年9月30日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北極点近くの寒冷渦:寒気強化
・アイスランドの寒冷渦:寒気東進
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気南下
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・北極点近くの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-12℃以下の領域拡大
・アイスランドの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は50N
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が65N以北まで
・同70Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋15Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・大西洋15Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・太平洋110Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極点付近、グリーンランドN部
・南半球低極 -44℃:南極大陸115E84S付近
・高極(30日00UTC) 28℃:アルジェリアSE部とその周辺
・高極(30日12UTC) 28℃:アルジェリア~アフガニスタン、ナミビア、中国80E付近

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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