全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年10月5日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ポーランド~フィンランドのリッジ:暖気北上
・シベリア150Eの寒冷渦:寒気東進
・カナダ100Wの寒気トラフ:寒気南下
・南極大陸広範囲での暖気南下
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア150Eの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・ポーランド~フィンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が55N以北まで
・カラ海のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70Nまで
・シベリア150Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・カナダ130Wのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70N以北まで
・同100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのS(140E)のリッジの流れで蛇行大
・南極大陸20E~140Eで暖気南下、850hPa・-32℃線が80S近くまで南下、-32℃以下の領域は大きく縮小
・大西洋00Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30S
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・チリ・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25Sの少しS、チリ25S以南、アルゼンチン30S以南で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:グリーンランドNW部
・南半球低極 -40℃:南極点周辺
・高極(5日00UTC) 28℃:モーリタニア、アンゴラ~ボツワナ
・高極(5日12UTC) 32℃:ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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