全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年10月15日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北大西洋30Wの寒気トラフ:寒気南下
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ100Wの寒気トラフ:寒気南下
・バッフィン湾のリッジ:暖気北上
・南太平洋135Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋155W~大西洋30Wの流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・イタリアのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は45N
・リビアNE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が30Nまで
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45N以南まで
・カナダ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が55N近くまで
・同85Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は40N
・バッフィン湾のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が75N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・オーストラリアNW部で昇温:850hPa・24℃以上の領域出現
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:グリーンランドNE部
・南半球低極 -36℃:南極大陸78S・80~150E付近
・高極(15日00UTC) 28℃:アンゴラ~ボツワナ
・高極(15日12UTC) 28℃:アンゴラ~南アフリカ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/