全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年10月19日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリア~北海のリッジ:暖気北上
・日本の寒気トラフ:寒気東進
・カナダ110Wのリッジ:ブロッキング
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気南下
・南インド洋100Eの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋160W~ラブラドル海の流れで蛇行大
・イタリア~北海のリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が50N近くまで
・ポーランドの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が55Nまで
・タジキスタン(70E)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が35Nまで
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Nの少しS
・太平洋155Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が30Nまで
・カナダ110Wのリッジ:ブロッキング、850hPa・4℃線は65Nの少しN
・同80Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が30N以南まで
・バッフィン湾の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は60N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋05Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S、ナミビア、南アフリカW部では昇温
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30S
・オーストラリアW部で昇温:850hPa・20℃以上の領域拡大
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・太平洋90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は50Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:グリーンランドN部
・南半球低極 -32℃:南極大陸の広範囲
・高極(19日00UTC) 24℃:モーリタニア、アンゴラ、ザンビア、スーダン、サウジアラビア、ブラジル
・高極(19日12UTC) 28℃:ザンビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/