全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年10月31日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ポーランド~フィンランドのリッジ:暖気東進
・ロシア50Eの寒冷渦:寒気南下
・中国NE部の寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリア135Eの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に北欧~スヴァールバル諸島のリッジの流れで蛇行大
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が75Nまで
・ポーランド~フィンランドのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は60Nの少しS
・ロシア50Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が50Nまで
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45N近くまで
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40N近くまで
・グリーンランドS端の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリア135Eの寒気トラフの流れで蛇行大
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・オーストラリア135Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・太平洋125Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線が30Sの少しN
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで、アルゼンチン30S以北、パラグアイ、ウルグアイで降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:エルズミーア島
・南半球低極 -28℃:南極大陸の広範囲
・高極(31日00UTC) 24℃:ボツワナ~ザンビア、チャド、スーダン、オーストラリア、メキシコ、ボリビア、パラグアイ
・高極(31日12UTC) 28℃:ナミビア、ザンビア、タンザニア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/