全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年11月2日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのSの寒冷渦:寒気南下
・サハリンのWの寒冷渦:寒気南下
・アメリカW岸の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ65Wの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンのリッジ:昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アイスランドのSの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が45N以南まで
・バレンツ海のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が75N以北まで
・ロシア55Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は45N
・シベリア90Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が60N近くまで
・サハリンのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が45N近くまで
・アメリカW岸の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30Nまで
・カナダ95Wのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が50Nまで
・同90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が65N以南まで
・同65Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南米大陸S端のリッジの流れで蛇行大
・インド洋75Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・オーストラリアE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・アルゼンチンのリッジ:昇温、850hPa・12℃線は45Sの少しS
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:カナダ90Wの寒冷渦中心付近
・南半球低極 -28℃:南極点周辺
・高極(2日00UTC) 24℃:メキシコ
・高極(2日12UTC) 28℃:ナミビア、ザンビア、タンザニア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です