全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年11月3日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランスのWの寒気トラフ:寒気東進
・イラクの寒気トラフ:寒気南下
・サハリンの寒冷渦:寒気南下
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンのリッジ:暖気南下
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・フランスのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45Nの少しS
・イラクの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・16℃線が25N近くまで
・シベリア110Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が60Nまで
・サハリンの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が40Nまで
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
・カナダ80Wのリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は55N
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのE~南米大陸S端付近の流れで蛇行大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・太平洋115Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・アルゼンチンのリッジ:暖気南下、850hPa・12℃線が50Sまで
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・16℃線が15S以北まで、ブラジルSE部で降温
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:カナダ90Wの寒冷渦中心付近
・南半球低極 -28℃:南極大陸100E86S、145E74S付近
・高極(3日00UTC) 24℃:メキシコ
・高極(3日12UTC) 28℃:ナミビア、タンザニア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/