全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年11月6日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン55Eの寒冷渦:寒気南下
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気強化
・アラスカW部のリッジ:暖気北上
・カナダ100Wの寒冷渦:寒気南下
・南大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアラスカ~北極海のリッジの流れで蛇行大
・イギリスの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45Nの少しN
・ギリシアの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が30N近く(チュニジア)まで
・カザフスタン55Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・中国115Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下の領域出現
・アラスカW部のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が70N近くまで
・カナダ100Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が50N以南まで
・バッフィン湾の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下の領域出現
・カナダ60Wのリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45Sまで
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・同100Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:シベリア130Eの寒冷渦周辺、バッフィン湾の寒冷渦周辺
・南半球低極 -28℃:南極大陸の広範囲
・高極(6日00UTC) 24℃:ボツワナ、スーダンE部とその周辺、メキシコ
・高極(6日12UTC) 24℃:アフリカ大陸の広範囲、アラビア半島、オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/