全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年11月11日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパの高気圧:暖気北上
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカNE部のリッジ:暖気東進
・オーストラリアSW部の寒冷渦:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Nの少しS
・ヨーロッパの高気圧:暖気北上、850hPa・12℃線が60N近くまで
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40N近くまで、同4℃線が35N以南まで
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35N以南まで
・アメリカNE部のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は50Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アフリカ大陸S部(10S以南)で降温:850hPa・24℃以上の領域縮小
・オーストラリアSW部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・太平洋150Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・チリのSW(85W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:シベリア110Eの寒冷渦中心付近、シベリア145E64N付近
・南半球低極 -28℃:南極大陸の広範囲
・高極(11日00UTC) 24℃:メキシコ、ブラジルS部
・高極(11日12UTC) 28℃:ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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