全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年11月12日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北大西洋30Wの寒冷渦:寒気南下
・ヨーロッパの高気圧:暖気東進
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にヨーロッパの高気圧を周る流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
・ヨーロッパの高気圧:暖気東進、850hPa・8℃線は60N
・シベリア115Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下の領域拡大
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40N近くまで
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は35Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋00Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進、南アフリカW部、ナミビアS部で降温
・インド洋65E寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・オーストラリアのS(130E)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・オーストラリアE部で昇温:850hPa・16℃線は35S
・太平洋150Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・チリのW(75W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:シベリア105E69N、同140E63N付近
・南半球低極 -32℃:南極大陸120E75S付近
・高極(12日00UTC) 24℃:メキシコ、ボリビアS部とその周辺
・高極(12日12UTC) 28℃:アンゴラ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です