全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年11月15日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ノルウェーのWの高気圧:暖気北上
・カザフスタン55Eの寒気トラフ:寒気南下
・日本海の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアのSEの寒冷渦:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にノルウェーのWの高気圧を周る流れで蛇行大
・イギリスのWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は40Nの少しN
・ノルウェーのWの高気圧:暖気北上、850hPa・0℃線が80Nまで
・カザフスタン55Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が45Nまで
・シベリア135Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-16℃線が55Nまで
・日本海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
・ベーリング海170Wのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60Nまで
・アメリカのNWの高気圧:昇温、850hPa・8℃以上の領域拡大
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は35N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリアのSE(150E)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・太平洋100Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・チリ・アルゼンチンのリッジ:暖気南下、850hPa・16℃線が35Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア135E62N付近
・南半球低極 -28℃:南極点付近、南極大陸110E73S、85W82S付近
・高極(15日00UTC) 24℃:アンゴラ~南アフリカ、オーストラリアNW部、メキシコ
・高極(15日12UTC) 28℃:アンゴラ、ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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