全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年11月24日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・シベリア105Eの寒冷渦:寒気強化、南下
・北太平洋150Eの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ~カナダ120Wのリッジ:暖気北上
・ラブラドル海の寒冷渦:寒気南下
・アルゼンチンの高気圧:昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアメリカ~カナダ120Wのリッジの流れで蛇行大
・北極海の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-28℃以下の領域出現
・バルカン半島~エジプトの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Nの少しS
・シベリア105Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-32℃以下の領域出現、寒気南下、850hPa・-8℃線が45Nまで
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が25N(ハワイの少しN)まで
・アメリカ~カナダ120Wのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60Nまで
・アメリカ105Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が30N近くまで
・ラブラドル海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで、南アフリカW部で降温
・オーストラリアのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・オーストラリア中央部で昇温:850hPa・16℃、20℃以上の領域がそれぞれ拡大
・ニュージーランドのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・太平洋115Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・アルゼンチンの高気圧:アルゼンチン40S以北で昇温、850hPa・20℃以上の領域拡大

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア100E60N付近
・南半球低極 -24℃:南極点周辺
・高極(24日00UTC) 24℃:ボツワナとその周辺、メキシコ、アルゼンチンW部
・高極(24日12UTC) 28℃:ナミビア、ボツワナW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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