全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年12月3日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・グリーンランドE岸のリッジ:暖気北上
・カザフスタン70Eの寒冷渦:寒気南下
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ100Wの寒気トラフ:寒気南下
・チリのSWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋150E~アメリカ100Wの流れで蛇行大
・グリーンランドE岸のリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が85N近くまで
・カザフスタン70Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が40N近くまで
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が40Nまで
・カナダ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-24℃線が55N以南まで
・五大湖(85W)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸140Wのリッジの流れで蛇行大
・オーストラリアW部で昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・チリのSW(80W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア140E63N付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸の広範囲
・高極(3日00UTC) 28℃:ナミビアN部~ボツワナW部
・高極(3日12UTC) 28℃:アンゴラS部~南アフリカN部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/