全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年12月25日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリア~北欧S部のリッジ:暖気北上
・モンゴルE部の寒冷渦:寒気南下
・アメリカW岸~アラスカのリッジ:暖気北上
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダW岸~アラスカのリッジの流れで蛇行大
・グリーンランドのNの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-32℃以下の領域出現
・大西洋40Wのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が55Nまで
・イギリスのW~モロッコのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30N
・イタリア~北欧S部のリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が50Nまで
・ロシア50Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が55N以南まで
・モンゴルE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が30N以南まで
・アメリカW岸~アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が60Nまで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は35Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S、南アフリカS部で降温
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は45Sの少しN
・オーストラリアで昇温:W部に850hPa・28℃以上の領域出現
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が50Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:アラスカSE部、カナダW部、グリーンランドN岸
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(25日00UTC) 24℃:ナミビア、ボツワナ、オーストラリアNW部
・高極(25日12UTC) 28℃:ナミビア、ボツワナ、オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/