全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年12月27日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧~ウクライナの寒気トラフ:寒気南下
・バレンツ海のリッジ:暖気北上
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・北欧~ウクライナの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が50N以南まで
・バレンツ海のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が75Nまで
・サウジアラビアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が25N近くまで
・ミャンマーの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・16℃線が20N以南まで
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が30N以南まで
・エルズミーア島のNの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-32℃以下の領域拡大
・アメリカ85Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N以南まで
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで
・オーストラリアのS(130E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S、オーストラリアSW部で降温、同SE部で昇温
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
・アルゼンチンのSE(60W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:エルズミーア島のN
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(27日00UTC) 28℃:ナミビアE部、ボツワナSW部
・高極(27日12UTC) 28℃:アンゴラS部~南アフリカ、オーストラリア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/