全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年2月20日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランスのリッジ:暖気北上
・ウクライナ~トルコW部の寒気トラフ:寒気南下
・日本海の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋35Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・フランスのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が50Nまで
・ウクライナ~トルコW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N以南まで
・日本海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が35Nまで
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-24℃線が50N以南まで
・同85Wの寒冷渦:850hPa・-36℃以下の寒気持続
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・オーストラリアのS(140E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しS
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が45Sまで
・アルゼンチンのSE(50W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:カナダ90W67N付近
・南半球低極 -28℃:南極点付近、南極大陸15E83S、120E84S付近
・高極(20日00UTC) 24℃:アフリカ大陸の広範囲に散在、オーストラリア、メキシコ
・高極(20日12UTC) 28℃:アンゴラ~ボツワナW部、タンザニアN部~エリトリアW部、オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/